FreeWnn に愛着があって FC3 をインストールしたのだが、アップグレードがめんどうでそのままにしていた。
しかし、ほかのパッケージのバージョンがなかなか更新されないので、とうとうアップグレードを試みることにした。
なお、カーネルにまつわるパッケージの依存関係の問題で、Fedora Core 3 から 5 への直接アップグレードはできなかった。いったん 4 にアップグレードし、さらに 5 にアップグレードする。
手順は以下のとおり。
(1) fedora-release の更新
# rpm -Uvh http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/core/4/i386/os/Fedora/RPMS/fedora-release-4-2.noarch.rpm
パッケージ fedora-release は、yum がディストリビューションのリリースバージョンを判断するために参照するものらしい。
参照 → http://www.asahi-net.or.jp/~aa4t-nngk/yum.html
(2) 次に、yum のキャッシュを削除し、アップグレードを試みる。
# yum clean all
# yum upgrade
yum の upgrade というコマンドは update --obsoletes と同じで、"パッケージの廃止" を許容し、パッケージのディストリビューションのバージョンが変わる場合にも対応できる。
上記コマンドを実行すると、大量のファイルをダウンロードしはじめる。
そして、おそらくエラーが出て終わる。
本質的な回避策を講じるよりは、おそらくパッケージを削除してしまった方が簡単なので、対象パッケージを削除してみる。
たとえば、
# yum remove gphoto2 sane-backends pcmcia-cs postgresql-pl php-pear
などとする。
必要なパッケージが含まれている場合には、アップグレードが完了したらまたインストールすればよい。
※この際、依存関係で削除されたパッケージもメモしておく。
また、
--> Processing Conflict: initscripts conflicts kernel < 2.6.12
などといったメッセージが出た場合は、対応するバージョンのカーネルを削除する。
たとえば、
# rpm -q kernel
で kernel のパッケージを調べて
# yum erase kernel-2.6.9-1.667
などとする。
(3) 再度アップグレードする。
# yum upgrade
これで、まずは FC3 から FC4 へのアップグレードが完了。
同様の手順で、FC4 から FC5 にアップグレードすればよい。
※FC5 の fedora-release は、
http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/core/5/i386/os/Fedora/RPMS/fedora-release-5-5.noarch.rpm
にある。
なお、アップグレードしたら eth0 と eth1 が入れ替わっていた。
VAIO のノートパソコンで、ワイヤレス LAN カードが内蔵されていたのだが、それが eth0 になり、オンボードが eth1 になっていた。
/etc/sysconfig/network-scripts の ifcfg-eth0 と ifcfg-eth1 のファイル名を入れ替え、各ファイル内の eth0 と eth1 を入れ替えて、ネットワークにもつながるようになった。
【2006/10/5 追記】
その後も、起動時に NIC (ネットワークカード) の認識順序が一定せず悩まされたが、ifcfg-eth0 および ifcfg-eth1 に、
HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx
と、MAC アドレスを指定すればよいことがわかった。
MAC アドレスは、dmesg コマンドや、ifconfig コマンドで確認できる。

